2020-01-01から1年間の記事一覧

ピルグリム

考えることを放棄して環境のせいにして一般論に甘んじることを「開き直る」と言いますが、とことん格好悪い 手前の解像度が低いせいでその程度の電波しか受信できないのだとは考えないのですか 同じ世界を生きていてもそういう受け止め方しかできないなら、…

青木龍一郎へ捧ぐ

私の文学は貴方で、まがいものでもいい 私はシュルレアリスムを手に入れた 論理は嫌い エビデンスが負ける社会で、彼の文学はアンタッチャブル 信号無視がステータス 中学生よ おまえの命は光っている

「〜したい」って安易に言わないようにしてる 本当にそうしたいならもうしてるはずだから…

不器用なジャンル

明るい文学なんて文学じゃない 勝手に勘違いしていればいい 俗な欲望と知への希求どちらを本能と呼ぼう 裸んぼうの真理があちこちに転がっていた時代なんてあったのだろうか 愛しているのに名を呼んでくれないなんて暴力だ 煙草なんてよしなさいとあなたが言…

羞ずかし

私はいつもボロボロで、常に苛々している この世が地獄たる所以は、よりによって思考だけが自由を許されているということ 追い続けないのは怠慢か でも追い続けるのも欺瞞でしょう

優しくして

私が「言葉は呪い」というのには二つ理由があって、一つは、現実かどうかまだあやふやだったもの、ひいては現実にしなくてもよかったものまで現実にしてしまうから。もう一つは言葉にすることにハマってしまうとそうせずにはいられなくなってしまうから。不…

朝が来たら半強制的に「生活」をしなければいけない恐怖 社会には舐められているか無視されているかのどちらか 恐れるものが多すぎるけどそれは気持ちの持ちようだという 一度下げたハードルはもう上がらない 忘れたり思い出したりしてなんとか乗り越える

唯一私に許された自由である思考でさえ、心身の不調により妨げられる 人生の殆どの選択をなんとなく行っているのに理由を問われてもうまく答えられない

つまらなさをユーモアに昇華する気もないし潔さは免罪符になり得ないし定義は人にもらうものじゃない

童謡

ドアを開けると、一日中窓を開け放していた部屋は秋の澄んだ空気でいっぱいになっていた 私は外にいるような感覚になった 風の匂いに何かを思い出しそうで

詩歌

「君」という言葉に当てはめる人もいなければ、君=自分として読むほどの当事者意識もない我が人生よ

投壜

砂浜に座っている 太陽がじっとこちらを見ているのが分かる 汗が冷えて海の水は ぬるい 風が肌を撫ぜるこの時間は全部が嘘みたいです

パーマ・バイオレット

この悲しみについてはっきりと言語化できたことはないし、する気もないけど、いつか祖父に「生を受けた悲しみをずっと感じている」と打ち明けた時、自分もそうだ、そういうものだと言ってくれたのは忘れない

ポルターガイスト

「私とあなたの精神はとても近いところにあるのよ」と思うくらいは、思うだけなら、許されるかしら

迷子の拵えた道標は正しいか

目標も張り合いもなく日々を過ごすので、苛々する。もし明日気が狂ったとしていささかも不思議はないなどと思われていた時分、丁度モンテーニュが「魂のつかまりどころとして、目標として立ち向かう対象を与えてやらないといけない。さもなければ自分の中で…

フランク・シナトラのmy wayを聴いて涙が止まらない 人に相談することができないので代わりに音楽を聴いている、そんな毎日

湿気てもう点かない

愚鈍でありたくないという恐れが私を余計愚鈍に導いている気がする こんな風にほとんどの瞬間において邪魔でしかない思考や情緒から解放されるなら、そりゃあ死ぬに越したことはないけど、時たまの幸福や快楽に執着して生き存えている そもそもこうして四六…

戦ぐ草の向こう側が

全てが分からなくなり、あらゆる実感が限りなく遠のいていく瞬間くらいは、美しいと誤認しても赦されたい

鈍色に沈め

一生懸命思考を言葉にしようとしている時、絶対に気付きたくなかったことに気付いてしまったらどうしようとなんとなく怖くなってしまった

透明が流行っている

明け方眠りに落ちる直前の、もう携帯なんて絶対開きたくないくらいの時に考えてることが1番書きとめて残しておきたいようなことなんだけど起きたら全部忘れてる 大切なことほど掴めない仕組みになってて面白いな〜

人生が限りなく私から離れていく時間がきた

‪傲慢と怠惰によって世界は狂い出したの‬

自分で自分に呪いをかけるのが本当な得意だな あとになって過去の自分が足首を掴んで離さないのよ

後頭部の丸い穴

先のことを考えたり散らかった部屋をぼーっと眺めたりしている時に、自分の人生を生きているという感覚がないことに気づく いつからか己の人生に対する当事者意識がまるでなくなって ずっと他人事のまま毎日を過ごしている感覚がある 知覚する全てや情緒がか…

えたいの知れない不吉な魂

高校の時誰よりも醜い自分が恐ろしかった 今はそんなでもなくなったけどやっぱりそんなしょうもないことじゃなくて自分を肯定したいな 肯定するに値する生活をするのが難しいんやけど 丁寧に確実に失敗を重ねるみたいな毎日 もう少し元気になったら軌道修正…

コラージュ

何もかもが異物に見える瞬間や白昼夢にうなされている時に悟りを開けるわけでもなく、私はノアの方舟のことばかり考えてしまう

精神的双生児

‪私の心を貴方だけがわかってくれて、貴方が私だけのために歌ってくれている、そう思って聴いている音楽を、他の人間が名曲だとか好きだとか言っていることが受け入れられないし、私と同じように自分だけの音楽だと思って聴いている他人のことは余計に許せな…

doorの前にて

所詮何を言ったってこの薄ぼんやりした視界から見える何もかもがひどく頼りなくて、だから思考も靄がかって拠り所がないし、こんなので大人に近づけるわけがないけど、ここしばらくのテーマは惑わずに生きたいということで、しかしこんなに難しいことはない…

説明書きを読んで、名前で呼んで

欲しい服もしたかったことも、手に入れた瞬間になんとも思わなくなるから、それなら好きなものが既に自分のそばにあることに気づく瞬間のほうがずっと満たされているなあ

‪死ぬのが怖いから早いところ死んでおきたい‬‪でもいつかは寂しさが満たされるかもと思うから死ぬのがもったいなくて、派手な自傷なんてできなくて、誰にも迷惑をかけたくなくて、ゆっくり煙を吸い込んでささいな無茶を繰り返すことしかできない 輝くとはど…

‪‪こんな世界の中で少しでも、精神の重なる部分があると思える人に出会えると嬉しい 相手もそう思ってくれたなら尚更嬉しい 大半の人には私が一方的にそう思うだけで、相手は私の存在すら知らないけど‬ 同じ星の住民だからみんなの重なるところが確かにある…